優秀なマーケターに任せるために抑えておくべき5つの判断ポイントとは

マーケターの採用がうまくいっていないと感じている企業は、マーケターを採用する際の判断基準を見誤っている可能性があります。

そもそもマーケターにどのようなことを期待しているのかはっきりしていなかったり、どのようなスキルや考え方を持っている人を採用すればうまくいくのかがわからなければ、求める人材を採用できるはずがありません。

マーケティングは市場がオンラインへと移行していくにつれて、手法が多様化、専門化してきました。そのために、優秀なマーケターであるのか、本当にスキルを持った人物なのかということを企業内で判断することが難しくなってしまいました。

そこで、この記事では、マーケターにはどんなことを期待して、どんな素質やスキルを持った人物を採用すれば、自社で機能するマーケターになるかということについてみていきます。

マーケターに求めること

マーケターに必要な能力を見ていくために、企業側はマーケターにどんなことを任せるべきなのかについてまずは3点見ていきましょう。

①商品が売れ続ける仕組みを作ること

マーケターの一番の仕事は、商品が売れる仕組みを作ることです。

例えば、どれだけ面白いスマホアプリを作ったとしても、作っただけではダウンロード数が増えるかどうかはわかりません。
まずどんなゲームが必要とされているのかリサーチをしてから開発し、ユーザーの検証やフィードバックを受けながら改善していって、さらに販売方法を考えていく必要があります。

その際に、必要とされていないゲームを開発したとしても、需要がなければ広まりません。販売方法も、需要があるところに認知が広まるようにしなければいけません。
例えば若者向けのゲームを、大人がよく使うFaceBookに広告を出しても需要に合わず、伸びづらくなります。

そのため、市場調査の結果から、どこの層に対してどんなゲームを作ったら人気になり、どんな認知拡大の方法を取るべきかの作戦を立てて、あとは実行さえすれば売れてしまうまでの枠組みを作るのがマーケターの仕事です。

②お客様目線で考えること

マーケティングは商品が売れるための仕組みを考えることです。

商品が売買されるとき、最終的に決定するのは、お客様ご自身です。
だから、マーケティングにおいてはお客様のことを最優先に考えるべきです。
営業はお客様と接する仕事ですが、ノルマが設定されることが多く、お客様のこと以上に、目の前の仕事に夢中になってしまいます。

市場調査をして、世間で求められていることを客観的に確認したり、既存顧客や顧客ターゲットに一致しそうな人物からヒアリングをすることが必要です。

本当にお客様の役に立っている商品なのか、もっと欲しい機能に関するニーズはあるのか、などを想像だけではなく、根拠を持って言い当てることが求められます。

③組織全体を引っ張っていくこと

マーケティングは、決してマーケティング部内部にとどまる業種ではありません

顧客のことを一番に考えて、売れていく仕組みそのものを作るマーケティングの考え方は、会社の行う業務のあらゆる場面で考えられるべきものです。
そのとき、トップの人間だけがマーケティングの考え方を持っているだとか、一つの部署でマーケティングについてずっと考えているだけでは、全体としてマーケティングが行き届くようにはなりません。

そのため、マーケターはあらゆる業務の場面で、マーケティング的思考や、デジタルマーケティングの知見がどのように活用できるのかを考える必要があります。

その際には、ファイナンス、営業、エンジニア、データ分析、コンサルティング、商品開発など、様々な部署の知識を持ち合わせながらマーケティングを考え、各業務に落とし込んでいくことが求められます。

つまりマーケターには、幅広くビジネス全般に関する知識を持ちながら、マーケティングの視点で組織全体を引っ張っていく役割を期待します。

マーケターに求める素質

次に、マーケターに求めるべき資質について5つ見ていきましょう。

①情報収集能力

マーケティングでは、情報の収集力が必要となります。
マーケティングにおいて一番優先して考えなければならないのは、お客様がどう感じているかです。
お客様が求めているものは何かと考えるとき、想像力を働かせるのではなく市場を調査して、客観的なデータから類推することで、本当に求められるものは何かという答えにたどり着きます。

また、近年のwebマーケティングは、次々と新しい手法や、新しいツールが流行り廃りしています
時代の流行に敏感になっていなければ、すぐに時代遅れのマーケターになってしまい、最悪、全く通用しない一世代前のマーケティング手法を試し続けることにもなります。

以上の理由から、情報の収集力は必ず必要とされるスキルです。
日常の中でも、新しい情報に敏感で好奇心が旺盛であったり、客観的なデータから物事を判断しようとする姿勢が、マーケターとしての業務にも生きてきます。

②アイディアを生み出し、まずは行動する力

マーケティングでは、すぐに成功にたどり着く可能性はとても低いです。
売れる仕組みは、データをもとに立てた仮説を実行してみて、本当に成果が出るかを試す中でしか確立できません。

そこで大切なのは、受動的に言われたことをこなす能力ではありません。
常に失敗の原因は何か、改善できることは何かを考え続けて、より良くするための仮説を立てていくことが必要です。
それから、仮説は仮説なので、実際に行動して実験してから成功なのか失敗なのか判断して、そこからより良い方法を見つけていけていく行動力も求められます。

③数字とデータを使いこなす力

マーケティングでは仮説を導き出すことが必要だと話しましたが、その仮説を立てた根拠として数字は重要な役割を果たします。

例えば広告では、広告が1000人に表示されたとしたとき、クリックしてくれるのがそのうちの4%の40人で、購入してくれるのはさらに5%の2人だ、という仮説が立てられた場合、
そこから逆算して広告を打つことが割りに合うのかがわかります。

このような計算ができない場合、広告を打てば打つほど、売り上げは上がるが赤字は増えていくという最悪の事態にもなり得ます。

そのため、マーケターは数字を使いこなすと説得力のある主張ができるようになります。
統計や機械学習など、さらに専門的な知識があると、優位に立つことができます。

④ディレクション力

マーケティング業務では、様々なスキルを持った人を束ね、業務を遂行していく必要があります。

例えばホームページを制作する場合、写真を担当する人、メインの画像をデザインする人、HPの枠組みを構成する人、枠組みをもとにコーディングする人、などさまざまな業務を担当する人が密に連携をとりながら遂行していく必要があります。
その連携を束ねるのもマーケターの仕事であり、各業務において、マーケティング的な視点が反映されているように指揮する必要があります。

しっかりと各担当者に求めているものを明確にして、進捗を管理していくディレクション能力が求められます。

⑤コミュニケーション力

マーケティングにおいては、お客様のことをひたすらに考える必要があります。
お客様がどんなことに価値を感じ、どんなことを嬉しいと思うのかを考えるのがマーケターの仕事です。

他の人の立場に立って、その人だったらどう感じるのかについて考え続ける行為は、まさにコミュニケーションの真髄とも言えるでしょう。

また、商品ができあがったら、その商品の良さについて知ってもらわなければ購入してもらうことはできません。
商品の良さについて知ってもらうためには、言葉による伝え方を研究する必要があり、それもまさにコミュニケーション力でしょう。

さらには、マーケターは一つの部署に限らず会社全体を先導していく必要があるという話をしました。
そのため、専門分野や重きを置いているものが違う、異なる部署の人間にも、マーケティングが機能するように指揮することが求められます。
バックグラウンドが違う人間に対して説明するためにもコミュニケーション能力は必要です。

以上のように、コミュニケーション能力はマーケターとは切っても切り離せない関係性にあるのです。

マーケターに求める資格

マーケターとして優秀かどうかを判断するためにも、資格を持っていると、客観的にかつスピーディーにマーケターとしての能力を判断することができます。

中小企業診断士

マーケティングに関わる資格の中で、唯一の国家資格なのが中小企業診断士です。
コンサルティングのスキルが求められ、経済学から財務、企業経営理論など、経営に関する幅広い知識に関する試験内容となっています。

マーケティング自体が企業の全業務に生かされるべきものなので、業務を横断的に見ることができ、かつ各業務を担当している人に物申せるだけの知識を持っているかを判断するためには有効な資格だと言えます。

MBA

経営学の修士号のことです。
正確には資格ではなく学位です。

学問として体系立てて経営、マーケティングについて学んでいる人材です。
少なくとも2年間、ビジネスについての知識を詰め込み、考え抜いた人材なので、マーケティング業務を任せたときの結果も期待できます。
あくまでも学問として経営を学んだだけなので、実務でどれほどの成果が出せるものなのかは実践を通して経験値を増やしていく中でしかわからないことは注意が必要です。

統計士、データ解析士

実務教育研究所の通信講座で獲得できる資格です。
文部科学省に認定されている講座で、講座を完了すると資格が付与されます。しっかりと学んだ人にしか資格は渡されないので、実力が保証されています。

種々のwebマーケティングの資格

SEO、Google広告、ライティングなど、オンライン上で気軽に受けられるものから講座受講とセットで受けられるものまで様々に用意されています。

例えば、Googleの資格だと、一人で何回でも受けることができますし、合格することで一定期間認定証がもらえます。

これらの資格からは、各webマーケティングの施策に関しての十分な知識を持っていることが測れます。

マーケティングに必要な力を持った人材を判断するためには

マーケターとして必要な素質についておわかりいただけたかと思います。

自社に優秀なマーケターを抱え込もうとするとすると、面接をしていく中で、素質を持っている人材を見抜いて採用し、実務経験を通して教育することで初めて自社に最適な一流のマーケターとなります
しかし、マーケターをこのように教育するのが大変であること、また引く手数多であり、教育しても自社に残ってくれる保証もありません。

そんな中で、業務委託人材にマーケティングを任せるという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
優秀なマーケターとしての素質を持った上で、実務をこなした経験が豊富な人材にすぐに依頼することができます。
自社にとって必要な人材が決まったら、採用できる人材を探したり、フリーランスのマーケターが集まるプラットフォームを覗いたりと、様々な手段を試してみてください。