フリーランスのマーケターに週5稼働は必要か?マーケターの働き方で大切なこととは

フリーランスで働く道を選んだ方は、どのような理由があるのでしょうか。
その理由の大きなものの一つに、働く時間に関するものがあるでしょう。

企業に勤めていると、まだまだ週5で9時から5時まで働くことが当たり前のように求められています。
一方フリーランスというと、時間も自由に働けるのではというイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、クライアントによっては、フリーランスにも週5でコアタイムに稼働することを求めてくる場合があります。

フリーランスのマーケターに特化して考えると、週5で働く必要はあるのかということについて、実際にフリーランスマーケターとして活躍しているお二人からお伺いします。
フリーランスになった先、どのようなことが求められていて、どんな働き方をすることができるのかについて、ぼんやりとしかわからない方はぜひ読んでください。

<登壇者の経歴>
星直之さん
二社のベンチャー企業のCMOとして上場を経験。20年ほどのキャリアの中でBtoBのマーケティング一筋で活躍。現在はフリーランスとして活動。
Jozoさん
元ゲーム会社の取締役で、人事・財務・経理財務・マーケティングなどを担当。現在はフリーランスとして活動。 

週5稼働と単価価値


インタビュアー:早速ですが、今日のテーマは『フリーランスの方に週5稼働って必要?』です。

会社員の方だと、月曜日から金曜日、9時5時という定時がベースで働かれていると思います。
しかしフリーランスの方は、そういう契約よりも、ジョブ単位での契約や、週のうちに何日みたいな契約が比較的多いようです。


特に今、コロナでリモートワークが多くなったりと、働き方が変化しています。
そこで、複数の会社さんと契約しており、うまく業務を切り出して、例えば週2とかあとは2割とかいう形の働き方をしているフリーランスの方が増えています。
一方で、企業側としては、やっぱり週5でしょとか、なるべく出社して会社にいてほしいというご意見があるそうです。
そういった背景の中で、フリーランスの方々はどういう働き方が適正なのかを、お2人の体験も交えながら、お話を伺いたいと思います。

まず、星さん、いかがでしょう。実際フリーランサーとして長年働かれて、このテーマについてどう思われますか。

星氏:もともと、フリーランスになったきっかけは裁量制ができるということでした。週5稼働っていうのはほぼ、僕の契約先ではないですね。あっても週2で出てくださいぐらいの感じです。

インタビュアー:星さんは現在、マーケティングのお仕事をフリーランスとしてされているんですよね。

星氏:はい。

インタビュアー:週5稼働していなくてもきちんと対応できていますか。

星氏:仕事の種類にもよりますが、四六時中その会社のマーケをやるよりも、結果を出すために何をしたかが重要なので、1社のために週5で稼働するってことはほぼないです。
逆に言うと、僕のクライアント先の、マーケ担当者の社員の方は、実はマーケ以外の仕事もしています
その方は、マーケ以外の仕事もなさっているので週5稼働しているのかなという気がしています。

インタビュアー:では、極端なことを言うと、マーケに関しては週5必要ないということですか。

星氏:必要ないと思います。

インタビュアー:なるほど。Jozoさんは企業側にいらっしゃった立場で、マーケターの週5稼働の必要性はどう思われますか。

Jozo氏:恐らく、星さんレベルで能力が高くて、かつ数字を出せる方とか、会議にいるだけでもう施策が出てくるみたいな方だと、単価が高くても合ってきます。
皮肉なことに、多分、単価が高い人ほど稼働が少なくて済むんですよね。

インタビュアー:面白いですね、反比例というか。値段が上がると稼働時間が下がるみたいな感じでしょうか。

Jozo氏:結果、下がると思います。
単価が高い人は、その人の一言を実行するのは別の人でよかったりもするので。
もしくは、マーケターは実際に作業するスピードというよりは質なのでしょう。質で数字が上がるという裏付けさえあれば、マーケの方は比較的稼働が減ることが多いのかなと思います。

僕は会計士です。
会計士の受託の単価をマーケターの単価と比較すると、年を取ったときの単価の上がり幅が、マーケターの方のほうが断然高いと思います。
やっぱ売り上げをつくれるし、その人の力次第で集客が全然変わるからです。

会計士とかの単価が上がるのは、仕事の難易度と、それを解決するスピードしか判断軸がないのです。
マーケティングにおいては、本当に優秀な方は、少ない稼働時間で成果を出すことが実現可能なのかなって思います。

インタビュアー:いきなりエッジが立った意見なんですけど、逆に言うと、あまり能力が高くない場合は週5稼働が必要なのでしょうか。

Jozo氏:それもまた一概なんですけど、週5稼働が必要かどうかは、会社がどこまで求めるかだと思います。
ただ数字を上げてくださいというものに対して、社内の人たちの能力を把握して、その人たちを動かして数字を上げられれば、その人の価値は高いです。

まず、人を動かす力がない時点で、作業で力を出すしかなくて、作業で力を出すとなると、経験が少ないと業界に対応する知見もないんで、結構お勉強させていただくっていうタイプのフリーランスもいます。
この業界をやったことがないですが、やれますと言って入っていっちゃうみたいなケースです。こういう人が、結構稼働しないと結果が出なかったりするということが3件くらいありました

インタビュアー:では、作業ベースに近いようなお仕事されるような方は、どうしても稼働量が多くなるということでしょうか。

Jozo氏:そうですね。
稼働量が多いほうが、お互いにとって良いんじゃないでしょうか。結果が出やすいか出辛いかだけなんですよね、恐らく。

フリーランスの方も、プロジェクトを一回終えた後、仕事がしやすければもう一回やりたいと思うはずです。
それを未来につながる投資にするために、最初の時点から週2日とか1日で入って結果を出す人は多分、結構なご経験があって、適応能力も高くて引き出しも多いみたいな、好循環のスパイラルに入っている方かなという印象はあります。

星氏:それはありますね。マーケティングといっても、例えばリスティング運用のように、常に管理画面を見てなきゃいけないという人は、やはり稼働が上がりますし。

Jozo氏:おっしゃるとおりです。

星氏:ですが、その結果を見てどう改善していったらいいかの指示を出す人は、稼働が少ないというイメージですね。

インタビュアー:なるほど。
企業側が週5来てほしいっていう定義というか、要件を決めてくるパターンがあって、その作業の場合ボリュームが必要になるということでしょうか。

Jozo氏:切り分けが不十分なのかとも思います。
結果を出すための道筋が見えてなさすぎて、取りあえずこの人をアサインしたら解決するだろうと考えるタイプの方がいらっしゃるじゃないですか。
フリーランスだったらいい人がいるって聞いた。
高い単価を出して、取りあえず週5で来てもらえば解決するみたいに考える人です。

でも、それはマーケティングよりエンジニアに起こりがちです。
フルスタックエンジニアを語ってる方を1人入れれば、アプリができあがると思ってる社長が結構いらっしゃるんです。

インタビュアー:そうなんですね。

Jozo氏:本当は、そんなことはないんです。
そもそも、サーバーとフロントで分かれてるし。どっちもできますという人が入ってきて、プロジェクトがなかなか進まなくて、アプリの開発が遅れるというのは結構なあるあるパターンです。

星氏:そうですね。

インタビュアー:週5というのがむしろよくないということでしょうか。仕事の質もそんなに高くはないし、切り出しもうまくできてないということなんですかね。

Jozo氏:週5で何を達成したいかということが書いてあれば、まだいいのですが、週5来て何とかしてくださいみたいな案件、たまにありませんか。

星氏:ありますね。
結局、ゴールは何、っていうのがはっきりしてると、週5稼働する必要がないんですよね。ですが、何となく売り上げ落ちてるんでちょっとやってよみたいなところは、まるっと入ってって言います。

そうすると、「じゃあ、僕は何やったらいいですか」から入ることになります。
発注側が何を求めていて、何を成果として出してくれっていうのが分かっていると、極論、週1でもいいかもしれないですね。  

Jozo氏:そうですね。
発注側が、取りあえず入って提案からくれみたいなのでスタートしてしまうのは、フリーランスの単価って正社員に比べると当然高いんで、勝手に企業側が期待値を上げちゃってるところがあるんですよね。

でも、それは色々な仕事ができるから単価が高いわけではなくて、専門スキルや、数字を上げる力に対して単価が上がっているので、期待値ギャップが生まれてきます。
その結果、お互い良いことになりにくいというのはよく見ます。

また、現場の方が、自分の専門能力と外部の方の専門能力を比べちゃって、変なところでマウンティングを取るみたいなことが起きます。
外部の方には得意なところだけ任せて、そこで結果出してもらえればいいのに、不得意なところもやってもらおうとして、できませんみたいなことが起こります。
現場との行き違いが原因でうまくいかないっていうケースもよくありました。  

インタビュアー:確かに期待値が上がりすぎてしまうと、じゃああれもこれも任せようみたいなことがありますよね。

Jozo氏:何でも屋には高い単価がつきにくいです。 
イラストとかだと分かりやすいんですけど、例えば、うまいかどうかじゃなくて、売れるイラストを描けるから高いわけですよね。1枚描いただけで50万っていう方もいらっしゃったりするんですけど。

それがマーケティングとかエンジニアとかになった瞬間に、いろいろできないと駄目って企業側が勝手に思っちゃってるんですよね。
正社員の延長線上でフリーランスの方をアサインする傾向があります。  

インタビュアー:正社員ではないと、認識していないといけないということですよね。あくまでも専門的な人材なので、線引きしてくれるようにできないのでしょうか。

Jozo氏:最近気付いたんですけど、無形資産の価値が分かる人は、単価に対する評価を間違わない傾向があるなと思っています。

要は、ピカソはあの絵を描くから高いんですよね。あの絵自体に論理的価値なんてないんですよね。でも、高いです。
それと一緒で、専門スキルってその人じゃないとできないから、その人がハマるところに価値を創出すると、ものすごく売り上げ上がるんで、マーケターは価値が高いんです。

例えばTiktokで、10回に1回バズれるってなったら、Tiktokでバズれるっていうことだけを仕事にしたらいいんです。
彼しかその方式は知らないですから。

そこのみでスキルを発揮していくべきで、バズった先でマネタイズをどうするかとか、バズらせること自体に意味があるのかっていうのは、また別問題なんですよね。  

星氏:そうですね。  

Jozo氏:そこに価値をつけられるとか、そこに価値があるって分かってる人だったら非常にうまくいきます。そういうのが分からない人、例えば全部できてこそ、みたいなジェネラリストタイプの人こそ、うまく扱えなかったりします。

星氏:全くその通りです。
僕はマーケティングの上流工程の設計をして、動かしてPDCAを回してっていうところをやっています。
クライアントから、結局それだと数字が上がらないじゃないかって言われることがあります。
それは営業の責任でしょと言うと、じゃあ営業のセールスのガイドラインも作ってくれみたいな依頼が来るんですよね。  

Jozo氏:それは全く別物ですよね。  

星氏:別物なんですけど、セールスマーケティングとして入りましょうかみたいな話もしたことあります。

基本、マーケはマーケのことに特化して、MQL、営業につながりやすいリードをどうとるかっていう部分のお手伝いをしています。
そのリードを育てて料理できなかったから、お前のせいじゃないかと言われても、それは困ります。

じゃあ営業の指導もやってくれ
って言われてしまいます。

そうすると週5になっちゃうかもしれません。
結局、何を言いたいかっていうと、業務範囲が明確じゃない中で、週5でマーケターが要るかっていうと、要らないっていうことです。

マーケターの業務範囲の理解を促すための発信

インタビュアー:どう説明すれば、マーケターの業務範囲が分からない企業さんに分かっていただけるのでしょうか。

Jozo氏:僕も困っています。
結局、現場の方との最初のすり合わせのときに、どれだけ詳細にコミュニケーションが取れるかでしょうか。出すべき結果の部分と、それに対するアクションを、最初の1カ月か2カ月は決めてスタートしたほうが、うまくいく気はします。  

インタビュアー:ただ、特に最初のうちは、フリーランスの立場の方からすると、やっぱりあくまで切り出しや説明っていうのは企業側にしていただかなきゃいけないですよね。

というより、会社の内部の情報があまりないので、していただかなきゃいけないっていうのが、まず大前提でありますよね。
業務を共にやっていく中で、そういったすり合わせもできていくかと思います。

しかし、さっきJozoさんがおっしゃっていたように、もう雇っちゃって入れたからOK、何とかなるみたいな反応もやっぱりあったりするんで、なかなか説明が難しいですね。

Jozo氏:そうですね。雇ったらどうにかなるだろうという社長さんだと、うまくいき辛くなっちゃいますよね、それだと。  

インタビュアー:採用がゴールっていう感じですね。本当はそこがスタートなんですけど。  

星氏:採用ができないから、フリーランスにその間だけやってもらうみたいなケースもあります。そのときの切り分けができてないんじゃないかと。

Jozo氏:そうだと思います。

星氏:マーケターとして雇った社員で、何でもかんでもWebの改修から、システム会社の調整から、コンテンツ制作から全部やってもらってた人がいなくなっちゃったんで、その代わりでまるっとできる人が欲しいみたいな。

Jozo氏:そもそも、この要望がフリーランス市場と合ってない可能性があるってことを認識しないといけないのかもしれないですね。  

星氏:そうですね。でも、企業側からすると、まるっとやってほしいんだよという気持ちもあると思います。マーケは難しいので、社長さんがマーケを分かっていらっしゃるところはあまりないと思います。  

Jozo氏:確かに。  

星氏:結局、マーケターとか、マーケが分かる人に全部任せちゃうじゃないですか。その人が抜けると焦っちゃったりしますよね。  

インタビュアー:会社側はまるっと任せたいことが比較的多いですね。まるっと任せられる方なんて、ほとんどいませんよってお話はするのですが、でもまるっと任せることを望むみたいな話はあります。

Jozo氏:フリーランスの方ともっと交流したら分かるでしょうかね。

インタビュアー:なかなか、我々のような立場の人間が言ってるだけじゃ駄目ってことですよね。

星氏:社長さんとフリーランスの語る会みたいな感じのオンライントークをやってみるのもいいかもしれないですね。
その場で社長から、「こういうこともできんの?」「ああいうこともできんの?」みたいなことを言ってもらって、僕ら自身がそれについて啓蒙することができます。
そこでディスカッションをすると、そんなものなのかと分かってくれるかもしれないし、紛糾するかもしレません。

Jozo氏:確かに。
紛糾というよりは、高単価のフリーランスを複数活用してる会社の社長さんを2~3人ぐらい集めて、その人たちの例を出していったらいいかもしれないですね。  

星氏:そうですね。それが一番いいかもしれない。

インタビュアー:切り出し上手な社長さんたちですね。

Jozo氏:そうですね。私が今、一緒にやってる人も、切り出すのが結構うまいです。

インタビュアー:詳しくお聞かせください。

Jozo氏:私も一応、企業を買収した経験があります。とはいえ、僕は買収のスキルが高いとかではないんですよ。
企業買収にもいろんな種類がありますし、トレンドもあるし、直近のバリエーションの付け方とかも、やっぱりケースによって違います

そこを、足りないところをしっかり補って使わせてくださいみたいなお話をして、通る社長だとやっぱりやりやすいです。

それが分からないと、僕で全部やってよって話になっちゃうのですが、それでも大きな案件だと単価がまいっちゃいます。  

星氏:それこそ、会計はフリーランスというか、外部の税理士さんに出しますよね。  

インタビュアー:会計は出しています。出してる会社が多いんじゃないでしょうか。

Jozo氏:あれは、まるっとやってるからいいんですよ。
あれは、分かんないからまるっと出してるだけで、ただ、大規模になったときはまるっと出せないんですよ。

インタビュアー:確かにそうですね。

Jozo氏:多分、まるっと任せるのの扱いの延長線上で、扱っちゃってるかもしれないですね。  

星氏:そうなんですよ。  

インタビュアー:そうですね、一緒ですね。Webマーケまるっとと、会計まるっとは多分、同じ感覚だと思いますね。  

Jozo氏:でも実情は全然違いますよね。  

星氏:だから、そういうまるっと出すことに抵抗のない方が多いんで、そういう頼み方フリーランスの探し方をしてしまうのではないかと思います。

インタビュアー:とにかく、そうじゃないということですよね。

オーガナイズの重要性

Jozo氏:あと、フリーランスの方と仕事したらうまくいくけども、部下に託したらうまくいかなくなる人もいました。

稼働を増やしてくださいって言ってくるパターンの一つとして、情報共有したことによる価値を想像できないみたいなことがあります。
本人が、情報共有する能力が低いと認識しちゃってるんでしょうけど。
情報は勝手に取ってよってなると、稼働を上げてもらうしかなくなります。  

星氏:おっしゃるとおりです。こっちも万能ではないので、ある程度インプットさせてもらわないと、アウトプットできません。ここ見て覚えてって言われると、やっぱりそれはそうなりますよ。  

Jozo氏:そうなんですよ。  

インタビュアー:そこでスタックしちゃう事例、結構多いですね。  

Jozo氏:もしかしたら、フリーランスをよく扱うための、最初のフォーマットづくりみたいなところは、価値が出るかもしれないです。
最初、単価が低い人が入って整理するみたいなサービスはいかがでしょう。

星氏:なるほど。オーガナイザーはいいかもしれない。

インタビュアー:そこでお金払わない気もしますけど。  

星氏:いやいや、そういう啓蒙をすればいいんじゃないですか。
そもそも、何頼んでいいか分からない、価値が分からないんだったら、そのオーガナイザーとして1人入れますと。

その時点で、うちに頼む必要なしっていう回答になるかもしれませんけど、やってみませんか、30万円でできますみたいな。

そういうのはありじゃないですか。
でも、それ入れるっていうことは、自分の能力がないってことを、認めちゃうことになっちゃいますけど。  

インタビュアー:説明が難しい感じがします。  

Jozo氏:難しいですね。  

インタビュアー:入れたほうがいいですよって言った瞬間に、どういう意味?みたいなこと言われて。たじろぐみたいにならないでしょうか。  

Jozo氏:1人か2人決まってる会社で、最初は無料でやってみたらいいかもしれないですね。それで追加受注につなげるとかはあると思います。

今、フリーランスをよくご紹介していただいている方と結構、密にやっています。
その方は、最初のオーガナイズの部分が相当うまいんすね。相当勉強してますね、その業界について。
オーガナイズのパターンって、結構似てるんですよ。マーケティングに特化すると余計似てるんで、最初ちょっと投資してもいいかもしれないですけどね。  

インタビュアー:その方はどの業界でのオーガナイズがうまいのですか。  

Jozo氏:その方は、全般的にうまいです。
マーケティングだけでなく、どの部署にもうまいこと合わせてます。企業買収でさえ合わせてきました。
DDが得意なのか、スキーム作りが得意なのか、外で投資家とのやり取りが得意なのかとか、どれですかって聞いてくるんですよ。
そこで一番、人格合いそうな人まで見繕ってくるんで。結構、そこまで価値出されると頼んじゃいますよね、ずっと。  

インタビュアー:なるほど。ちょっと盛り上がってきましたが、残念ながら、約束のお時間がきてしまいまして。  

星氏・Jozo氏:早いですね。  

インタビュアー:いろいろな示唆に富むお話しをいただけたんで、すごく勉強になりました。星さんにとっても働き方のヒントがあったかと思います。

星氏:そうですね。

インタビュアー:Jozoさんのほうでも、使い方っていったらあれですけど、関わり方、いろいろ考えてやられてるんだなっていうのが分かりました。

フリーランスマーケターに週5稼働は必要ない

フリーランスの方が高単価で仕事を依頼されるのは、専門的なスキルを持ちその業務に集中することで圧倒的な成果を上げることができるからです。
ですので、社員のように様々な雑多なタスクをこなす必要はありませんし、そのため週5も稼働する必要はないのです。

しかしそのような働き方を実現するためには、クライアントと共通の認識をすり合わせることが肝心です。
つまり、あなたが専門的な業務に特化する形でクライアントに関わり、業務を切り分けて期待値を調整する必要があります。

あなたもフリーランスとして、ご自身の得意・好きな業務に特化して、時間に対して最大の効果を生む働き方を実現してみてはいかがでしょうか。