【少ないリスクで認知を狙え】アフィリエイトマーケティングの仕組みと成功の鍵

商品を売ることはよく釣りに例えられます。

マーケティング施策という餌をまき、魚(=お客さん)を獲得する、というイメージです。

たくさんの魚を釣るためには、たくさんの餌を撒かないといけません。

魚が釣れる餌もあれば、全く食いつかない餌もあるかもしれませんが、その中で手探りで有効な方法を見つけなければなりません。

しかし、餌を撒く段階でお金がたくさんかかってしまうと、採算が取れるかわからない状態で、金銭面のリスクを背負うこととなります。

リスクを回避するためには、初期投資が大きくないマーケティング施策をいかに組み合わせるかということが肝心となっていきます。

そんな中、初期投資が少なくて有効な手段がアフィリエイトです。

アフィリエイトは、商品がお客さんに購入されてから、成果報酬という形で広告を出してくれた方に手数料を渡すという仕組みなので、リスクが少ない状態で始められます。

今回は、アフィリエイトのメリットやデメリットを見る中でその有効性を確認し、どうやったら有効活用できるのかを見ていきましょう。

アフィリエイトとは


アフィリエイトでは、

売りたい商品のある「広告主
商品を宣伝してくれる「アフィリエイター
宣伝を見て、商品を購入してくれる「ユーザー
そして、アフィリエイターと広告主とを結ぶ「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)
の4者の登場人物がいます。

商品を売りたい広告主は、ASPにアフィリエイター募集の情報を登録します。

そして、アフィリエイターに「この商品を売りたい」と選んでもらい、アフィリエイターは自分のブログやSNSやwebサイトを駆使して、商品をユーザーに買ってもらいます。

その際、各アフィリエイターごとに発行されるURLがあり、どのアフィリエイター経由で商品が購入されたのかが計測されます。そして、アフィリエイターに商品を売ってくれた報酬が支払われます。

今は商品の購入の話をしましたが、自社のwebサイトに訪れてもらうこと、会員登録してもらうことなど、報酬を出す条件は広告主ごとにまちまちです。

広告主と、実際に宣伝してくれるアフィリエイターの関係性は非常に単純ですが、ASPはなぜ必要なのでしょうか

ASPとは

広告主とアフィリエイターの間を取り持つのがASPの役割です。

ASPは広告主にとってもアフィリエイターにとっても必要な存在です。

もし、ASPがいなければ、広告主は各アフィリエイターごとに商品についての説明をしないといけなくなり、とても手間がかかります。

また、各アフィリエイターごとに、商品をいくつ販売するのに貢献してくれたのかを計測するのも非常に手間がかかります。

アフィリエイターにとっても、どんな商品を販売するか検討しようとした場合、一つのサイトで、どんな案件の募集があるのかまとめて比較できる方が、最適な案件を探せるという点で嬉しいのです。

アフィリエイトマーケティングを始める企業のメリット


アフィリエイトは、インターネット上で営業の代行を依頼するような仕組みです。

そのメリットを3つ見ていきましょう。

費用対効果が良い

アフィリエイトマーケティングは成功報酬型なので、成約して売り上げが立つまでは無駄な出費をかける必要はありません

またその成功報酬も、広告主が任意に決められるので、マーケティングにかける費用も調整することができます。

ですので、マーケティングにコストがかかりすぎてしまうのを防ぐことができ、費用対効果が高い施策だと言えます。

認知拡大を図れる

アフィリエイトを依頼することで、自社の商品に関する投稿やコンテンツが世の中に増えていきます。

消費者としては、商品やサービスに関する情報を見る機会が多くなるので、商品のことを覚えたり、一番初めに思い出すようになります。

アフィリエイトのおかげで、購入に直接結びつくだけではなく、商品の認知が広まるという良い効果も得られるのです。

初期投資が少なくて済む

アフィリエイトマーケティングは成功報酬型で手数料を払うので、施策タイミングの段階で、広告出稿料がかかったり、ホームページやランディングページを高額で作ってもらう必要はありません。

初期投資としてかかるのは、ASPに登録するための初期費用や、毎月の手数料といった少額の出費のみになるので、リスクが少ない状態で始めることができます

アフィリエイトのデメリット

アフィリエイトを採用するかを考えるためには、デメリットについても検討する必要があります。

それでは、アフィリエイトの弱みとは一体何なのか、3つ見ていきましょう。

出稿を依頼しても、広く掲載されるかわからない

アフィリエイトを依頼するためにASPに掲載したからといって、必ずしもアフィリエイターに選んでもらえ、広告を広めてくれるかどうかはわかりません。

ASPに掲載されている案件の中から、アフィリエイターも自分がどの商品を宣伝するかということを選びます。

商品力があるのか、その市場がどれだけあってどれくらいお客さんに買ってもらう見込みがあるのか、報酬は労働の対価に見合っているのか、そのような条件を見られながら、比較検討されます。

ですので、自分の商品はどれだけ買ってもらえる見込みがあるのか、ライバル商品と比べてどれだけ強みがあるのかということを考えておく必要があります。

望んでいないwebサイトに掲載されてしまうかもしれない

自社の商品を宣伝する記事の内容や、どんなメディアに掲載されるかは選ぶことができません。掲載される記事によって自社の商品のブランドイメージが損なわれてしまうこともあります。

例えば、商品を購入してもらうためだからといって、他社の商品を蔑む内容の記事を書いている記事で宣伝されてしまうことを考えてみてください。

ASPによっては、自分の商品が掲載される記事やメディアを審査できるものもあるので、注意しておく必要があります。

成果が出るまで時間がかかる可能性がある

ASPでアフィリエイターを募集し始めても、すぐにアフィリエイターに選んでもらえる保証はありません。

また、商品を紹介するようなブログをアフィリエイターが書いてくれたとして、その記事がSEOで上位にランクインするまでどれほど時間がかかるでしょうか。

すでにアクセス数が集まっているメディアに出稿してくれた場合は、すぐにお客様の目に触れて購入してもらえる可能性がありますが、一からコンテンツを育てる場合だとある程度長期的な目で成果を考えないといけません。

ただ、アフィリエイターの力量や努力量を管理することはできません。

長い期間待っても、成果が出るかどうかわからないのがデメリットだと言えます。

アフィリエイトを有効活用する方法


それでは、アフィリエイトのデメリットをうまく回避する運用方法はどんなものでしょうか。

3つの効果的な運用方法を見ていきましょう。

ASPを適切に選ぶ

ASPによって、登録しているアフィリエイターも異なります。

例えば、あなたが酵素ドリンクを売りたいと思っている場合、美容や健康に興味のある人がよく見るメディアの持ち主にアフィリエイターになってもらった方が、消費者を集めやすくなるでしょう。

ですので、あなたの売りたい商品の業種に強いASPを選ぶ必要があるのです。

また、ASPによっては、アフィリエイターに指導をしてくれるようなものもあります。

アフィリエイトは、始める際に初期投資が少ないので、副業などとしても、アフィリエイターを始める人はたくさんいます。

その反面、生計を立てられるほど儲けられる人は10%しかいないというデータもあります。

なので、成果を出せる前に諦めてやめてしまう人も後をたたないのですが、それは広告主側にとっても、アフィリエイターにとってもプラスではありません。

ASPがアフィリエイターに向けて成果を出すためのセミナーを行ったりしているケースもあるので、そういったASPに依頼することで成果を出すことに近づきます。

ASPに投稿する際に、準備する

まずは、ASP内で商品を宣伝したいと選んでもらう必要があります。

そのため、商品を宣伝する文言や魅力的な画像を用意しておかなければなりません。

これは、お客様に購入していただく際にも使えるメッセージや画像なので、実際にどれくらい売れそうな商品なのかがこの段階で判断されてしまうのです。

ここでの準備が念入りだと、アフィリエイトが始まってからも商品購入に繋がりやすいので、念入りに準備して損するということがありません。

掲載先を選ぶ

根拠もなくランキングを掲載したり、商品比較をしているサイトには掲載を依頼しないというような判断基準を自社で持っておく必要があります。

検索した時にすでに上位に表示されている記事に依頼をしてしまうと、競合との広告費の競争に巻き込まれてしまい、多くの金額をかけてしまいかねません。

時間はかかっても、今はまだ掲載順位が高くないメディアやブログの持ち主と、じっくりと共に成長していく戦略をとることがおすすめです。

リスクなくアフィリエイトを取り入れよう

アフィリエイトマーケティングはご紹介してきた通り、初期費用が低く、成果報酬型でリスクを冒すことなく集客できるマーケティング手法となっているので、相性が良い商品を取り扱っているのであれば、ぜひとも取り入れるべきです。

しかし、一方でただ闇雲にASPに出稿しても、アフィリエイターに取り上げてもらえるのかがわからなかったり、成果が出るのかどうかも不明瞭だという不安もあります。

そこで、アフィリエイトの知識もあったり、商品の見せ方などといったマーケティングの知見があったりする人材が監修することが非常に大切となっています。

マーケティングの業務委託人材は、アフィリエイトの経験も豊富な人材が揃っているので、業務委託という形で、アフィリエイト事業の監修を任せることも効果的な施策です。