フリーランスとして活動したいと考えているものの、どのような職種を選択すれば良いか悩んでいませんか。
フリーランスになると自分で仕事を取る必要があるため、本当に独立してやっていくことができるのかという不安があるかと思います。
しかし実は、業界選びさえうまくできれば、フリーランスとして案件を獲得するのもそれほど難しいことではありません。
そこで今回は、どのような職種を選ぶとフリーランスとしての活動が容易に進められるかについて説明していきます。
これからフリーランスを目指す方も、現在フリーランスで転職を考えている方も必見です。
フリーランスとして独立するための方法
まずは、フリーランスとして活動していくためになにを行っていく必要があるかを考えます。
業界に関わらずフリーランスになるための手順は共通しているので、その各手順を元にどのような業界を選ぶと有利に進められるのかを考えていきます。
フリーランスになるには①:将来像を考える
見落としがちなのに一番大切なことですが、フリーランスになる目的はしっかりと考えられていますか。
あなたが人生において大事にしている価値観がきっとあるはずですし、その価値観を守れることがフリーランスとして活動する最大のメリットでもあります。
一口にフリーランスと言っても、働き方は業界によって大きく異なります。
プライベートを大事にしたいのか、仕事をする環境を大事にしたいのか、仕事で関わりたい分野があるのか、お金を稼ぐことを大事にしたいのかなど、様々な選択肢があります。
自分が大切にしたい価値観を守れる環境を手に入れられる業界を選ぶことが一番大事です。
フリーランスになるには②:スキルを身につける
フリーランスには会社という肩書きもフォローしてくれる存在もないため、自力で仕事を取る必要があります。
そのためには、自分がどのような実績を持っていて、何ができるのか、どんなスキルがあるのかをアピールしなければなりません。
そのためには、まずアピールできるスキルを身につける必要があります。
スキルは書籍やセミナーから学ぶことができますし、今ではオンライン上で受講できる教材の質も上がってきています。
またそのスキルを持っていることを証明するためには、どんな案件に関わってきたことがあって、どのような結果になったのかという実績についても言及できる必要があります。
同じ業界の場合は「実績と関係のある業界だから結果を出せる」とアピールすることもできますし、業界が違っていても「この業界でもよく使われる、この媒体での広告に成功している」などのアピールをすることができます。
どのような切り口であっても、自分の実績が活かせる業界を見つけることがフリーランスとしての成功への近道です。
フリーランスになるには③:副業から始める
いきなりフリーランスとして独立することはリスクでしかありません。
いきなり収入源がなくなってしまうと、生きていくためのお金を稼ぐために、本来やりたかったかどうかにかかわらず、がむしゃらに仕事をする必要があります。
そうなると、
・取れるならと幅広く仕事を受けてしまう
ということが起こってしまいます。
結果として、長期的な目で見たときに「専門分野を持った人として成功すること」から遠ざかってしまいます。
フリーランスになっても困らない収入源には、自分の実力を信頼してくれている人脈を持っているかどうかが大きく影響します。
人脈をつくるために、まずは他にも収入がある状態で副業として始めた方が、長期的な目線で考えたり、自己ブランディングを考えたりする余裕ができ、フリーランスとして拡大するために最短の方法を取ることができます。
フリーランスとして独立しやすい職種のポイント
次に、独立しやすい職種選びのポイントについて見ていきます。
独立しやすい職種のポイント①:リスクが少なく始められる
独立するにあたって、いかにリスクを少なくできるかということを考える必要があります。
ビジネスで成功できるかどうかは時の運のようなものもあり、うまくいくまでの期間、じっとこらえることも必要になります。
また、うまくいくかどうかは始めてみないとわからないという側面もあります。
1回の失敗のダメージを最小限に抑えて、挑戦を繰り返すことも必要です。
そのため、初めに大きな金額を出すことが必要であったり、固定費をかけなければ始められなかったり、準備に時間がかかったりするようなビジネスはおすすめできません。
具体的に見ていきます。
例えば、高額な機械を購入する必要があったり、高額なホームページを先に作ってしまったりすると、もしその事業がうまくいかないとなったとき、先出ししたお金は無駄になってしまいます。
人を多く雇わないと始められないような仕事内容でも、もし案件が安定して取れなかった場合、人件費の赤字が先出しとなるので、すぐお金が底をついてしまうということも考えられます。
また、スキルを習得するのに2年かけたとして、そのスキルでは仕事を取れず全く役に立たないとなった場合は、その2年間の時間が無駄になってしまいますし、その時間分だけ挑戦の機会を増やすことができなくなります。
そのため、
・固定費をかける必要がない(少ない人員から始められる)
・準備に時間がかからない
このような職種を選ぶことが重要になります。
独立しやすい職種のポイント②:今後の需要が伸びる
独立したときの一番の課題は、営業で仕事を取れるかどうかだと思います。
もし選んだ職種がこれからも需要が伸び続けるのであれば、案件を取ることは簡単になります。
それは、競合が多くいたとしてもです。
そのため、時代のニーズやトレンドをおさえて参入する業界を選ぶことが大事になってきます。
しかし今流行していても、すぐに流行らなくなって、市場規模が縮小してしまうような業界もあることには注意する必要があります。
対策は2つあります。
1つは、そもそもそのような市場には参加しないという方法です。
長期的な目で見てトレンドが続いていて、市場規模が右肩上がりに伸びているような業界だと、今後も人気が伸びていくことは見込まれます。
2つ目は、その市場規模が小さくなったとしても、別の業界に移れるような体制を整えておくことです。
例えばマーケターでしたら、SNSマーケターとして、TwitterからInstagram、TikTokなどと、一番のトレンドであるものに飛び移れるように、マーケティングの本質と向き合っていくことで適応していきます。
独立しやすい職種のポイント③:自分が長く続けられる
人によっても変わってきますが、自分自身が長く続けられるかどうかを考える必要があります。
なぜなら、フリーランスとして独立するからには、その業務を長い期間続けて実績を積み上げていくことで、仕事を取りやすくなったり、単価を上げたりすることができるからです。
すると、さらに余裕を持って業務にあたることができるようになります。
丁寧な仕事をすることでより結果を残して、実績を積み上げていくという好循環のループに入ることができます。
そのためにも、自分が長く続けられそうかどうかは始める前、もしくは始めた直後に考えるべきことです。
・その作業内容に、自分の中でやりがいを見つけられているか
・その作業を通じて関わる業界の方と相性が良いか
・自分がその業務を続けることで、興味のある分野にアプローチできるなどのメリットがあるのか
ということを考えるようにしましょう。
独立しやすい職種
最後に、上記のポイントを踏まえて、独立しやすい職種を3つご紹介します。
独立しやすい職種①:エンジニア
プログラミングのスキルを身につけて、コーディングができるエンジニアは、これからも需要が伸び続ける人材として重宝されます。
エンジニアのスキルを勉強したいという方も増えているため、学ぶ環境が様々に用意されています。
エンジニアの中でも、HPの見た目などを作るフロントエンジニア、サーバーやシステムなどの基盤を管理するインフラエンジニア、アプリなどを開発できるアプリケーションエンジニア、ゲームエンジニアなど、多種多様に住み分けています。
初心者でも理解しやすく、スキルを身につけやすい領域もあるため、順番にスキルアップしていくことが重要です。
その反面、開発しながら実環境で学んでいく必要があり、失敗できないというプレッシャーや、誰にも頼れない孤独と戦う必要があります。
スケジュールを自分で管理し、遂行していく必要もあります。
独立しやすい職種②:クリエイター
webデザイナーやグラフィックデザイナー、イラストレーター、カメラマンなどの仕事がクリエイターにあたります。
インターネットの普及により、小さな規模の会社でも広告やwebページを持つ機会が増えているため、良いクリエイティブを持ち他と差別化したいという需要は高まっています。
それに加えて、クリエイターはパソコンやタブレット端末1つでスキルを身につけることができます。
しかしクリエイターの仕事は、スキルとして「〇〇がこのレベルまでできる」ということが証明しにくく、実際にどれだけの成果に繋がったかなどの実績を語ることも難しい領域です。
そのため、自分のアピールポイントを考えなければ、単価が下がってしまったり、営業が取りにくかったりというハードルがあります。
独立しやすい職種③:マーケター
インターネット上からの購買を求めるようになった現代では、webから商品を売ることができるwebマーケターが重宝されています。
webマーケターの魅力は、圧倒的な先出しの小ささと、需要の高さです。
SNSを動かしてそこから購買を促すことができれば、それだけで十分webマーケターを名乗ることができます。特殊なスキルなどがなくても始めることができます。
また、マーケターの業務は売り上げを上げることに直結し、いくらの売り上げに貢献したかを数字で語ることもできるため、営業も取りやすいですし、単価を上げる交渉も考えやすいです。
ただ、スキルがあまりなくてもマーケターを名乗れるため、様々なレベルのwebマーケターがいますし、その分相場の単価が下がりつつあります。
いかに実績を着実に積み上げて「この分野に特化したマーケターだ」と言えるようになるかが、フリーランスとして成功するためのコツです。
独立しやすい職種を選ぼう
フリーランスとしてどの職種で独立するかは決まったでしょうか。
ここで挙げた職種は需要が多いため、フリーランス専用のサイトで仕事を探してくることも簡単にできます。
初めは副業として着実に案件を獲得して、実績がついてきたらその実績を元に営業をして仕事を取ってくるという手順でフリーランスになることが可能です。
ぜひ、どんなスキルが求められていて、どんな仕事があるのかをご覧になって、イメージしてください。
ブレーンスタイルが提供するマーケターマッチングなど、フリーランスと企業を結ぶ第三者の力を借りて、自分が一番やりたいと思える仕事を獲得できるフリーランスになってみてください。