【Instagram活用法】最も有効なマーケティング手段である理由

商品に関する情報が溢れている現代では、あまりにも多くの選択肢があって、何を基準に購入を決めれば良いかわからないケースが多々あります。
だからといって、定量的に一番比較しやすい価格で決め手を作ってしまうと、安価で商品を売ることで企業はどんどん疲弊してしまいます。

そこで、企業や商品のファンになってもらい、「〇〇といえばここの会社」と思ってもらうことで、数ある商品の中から自社の商品を選んでもらえます。

ファンになってもらうためには、見込み顧客や既存顧客と長期間の関係性を築く必要があり、それに最も適しているweb上での施策はSNSマーケティングだと言われているため、近年大注目されています。

この記事では、そんなSNSマーケティングの中でも有効だと言われている、Instagramマーケティングについて、他のSNSマーケティングとの違いや強み、成果を出すための方法について見ていきましょう。

Instagramマーケティングの強み

Instagramでアカウントを作る企業の数は、年々2倍ずつ増えていっていると言われています。
そこまでInstagramマーケティングが注目される理由とはいったい何でしょうか。
Instagramの強みについて、マーケティングの視点から3点確認していきましょう。

強み①ポジティブな印象を与えられる

Instagramと他のSNSとの一番の違いは、写真や動画をメインとしていて、テキストよりも、投稿されているコンテンツの視覚的な訴求を最優先にしているメディアであるということです。

文字情報をはじめとする左脳に向けた情報に比べると、右脳に向けた視覚的な情報はよりポジティブな印象を与えやすいという特徴があります。

Instagramではアカウントの作り込み方によって、ブランドの世界観をユーザーに共有することができます。つまり、Instagramはブランディングにはもってこいのツールなのです。

宣伝しながらも、広告のようなネガティブな感情を持たれにくいというメリットがあります。

強み② 機能が豊富

Instagramでは、コンテンツをお客様に届ける方法として、いわゆる「投稿」だけではなく、ストーリー発見欄(あなたへのおすすめの投稿の一覧が出る部分)、リールIGTVライブ配信といった手段があります。

ストーリーは既存のフォロワーに対して頻繁に発信することで、発信している人自身に興味を持ってもらうことができます。
また、質問やアンケート機能を使ったり、DMに誘導することで関係値を深めていくことができます。

発見欄やリールでは、フォロワーでないユーザーに対して投稿を拡散することができます。リールはTikTokのような縦型動画で、フォローのボタンがすぐにあり、障壁が低くなっているのも特徴です。

IGTVやライブ配信は既存フォロワーに対して発信しますが、長尺の動画コンテンツなのでより深くファンになってもらうことが可能です。
また、商品購入への導線を配置しやすいという特徴があります。

このようにそれぞれ特徴が違う機能があるので、強みを生かしながら目的に応じて運用していくことが大切です。

強み③ おすすめ欄とハッシュタグでターゲットにのみ拡散する

ハッシュタグはユーザーに検索してもらうためにつけているだけではありません。
そもそも新規のユーザーの流入は、検索からよりも、おすすめ欄からの方が多いのです。

では、なぜハッシュタグが強みになるのでしょうか。

ハッシュタグをつけることによって、自分は何の発信をしているアカウントなのか明確にすることができます。
その数を30個までつけることができるので、Instagramという大きな市場の中の、この領域にいるのだとInstagram側も認識することができます。

アカウントの詳細な属性までわかるので、その属性に興味がありそうなユーザーのおすすめ欄に投稿を表示してくれます。

Instagramマーケティングの弱み

実際にInstagramマーケティングを導入するとなると、Instagramの弱みも含めて検討したいと思われるでしょう。
他のSNSと比較したときの、3つの弱みについて見ていきましょう。

弱み① 検索が弱い

フォロワーではないユーザーは、ハッシュタグから検索してくると多くの方が思われているのではないでしょうか。
しかし、先に検索よりもおすすめ欄からの流入が多いと説明したように、実際にはInstagramの検索欄はあまり利用されないものとなっています。

例えば、Instagramの検索欄で、googleで検索するように、2語以上の単語を空白を開けて並べて検索することはできません。
ただし、この機能はもうすぐ実装されるという話も出ており、実装されるとよりSEO的な視点でプロフィールや投稿文を作り込む必要が生じてくると考えられています。

弱み② 拡散力は弱い

TikTokやTwitterに比べると、インスタグラムは爆発的な拡散力がありません

アカウントを伸ばすためには、はじめに決めたコンセプトに沿った内容の投稿で、役に立つ内容の投稿をひたすら繰り返し、アカウント内の統一感を出していく必要があります。
そしてその過程で、自分の投稿に興味のありそうなユーザーや、関わっているアカウントのフォロワーなどに少しづつリーチしていき、着実にアカウントを成長させていくしかないのです。

弱み③ フォロワー=ファンではない

Instagramにおいては、フォローしたからといって、その人があなた自身に興味があるわけではありません。
Instagramでは特に、発信している情報が役に立つからフォローしている人や、世界観が好きという理由でフォローしている人が多くいます。

そのような人たちはあなた自身に興味があるわけではないので、例えばあなたが自分自身の私生活に関する投稿をしたとしても誰も興味がありません。

ストーリーなどを有効活用する中で、情報へのファンからあなた自身へのファンに変えなければいけません。

Instagramマーケティングを成功させるためのコツ

以上のような特徴を持つInstagramですが、実際に自社のマーケティングで使うイメージは湧いたでしょうか。

ここでは、インスタグラムを運用する方に向けて、実際に成功するためのコツについてお話しします。

コツ① ハッシュタグの利用

ハッシュタグは利用しない手はありませんが、うまく活用できている人はあまりいません。

注意すべきなのが、ハッシュタグのボリュームが大きければ大きいほど良いわけではないということです。
投稿数が多いからといって、「#美容」で調べる人はいるでしょうか?

人が検索するときは何か問題を抱えていて、それを解決したいという思いがあって行います。
概念が大きすぎて抽象度が高いキー ワードは、具体的な悩みを持って検索する際に使うワードではないのです。

例えば、「ほうれい線 消し方」「目尻のシワ」などといった具体的なキーワードは、投稿件数は少ないものの、悩みを抱えていて調べるユーザーは必ずや存在するでしょう。
一方でただ漠然と「美容」と調べる人が多くないのは想像がつきますよね。

つまり、よく使われるハッシュタグ=検索されて、ユーザーに見られるハッシュタグではないのです。

狙い目は、投稿件数の規模が1万〜10万くらいのハッシュタグです。この規模でしたら、おすすめでトップを狙いにいくことも可能です。

コツ② 投稿の質

情報発信の基本は、価値のあるコンテンツを発信して、ユーザーの問題を解決することにあります。

ですので、インスタの投稿を伸ばすためには、ひたすらコンテンツの質を高める必要があります。

その際に検討すべきチェックリストは次のとおりです。

・独自性
・有益性
・共感性
・新発見
・再現性
・新鮮味

この中でも特に再現性が大切になってきます。
再現性があるということは、ユーザーが実際に書かれている通りのことが実践できて、メリットがあるということです。

つまり、真似をしやすいコンテンツである必要があります。
「後で使えるな」と思ってもらえたら、保存してもらうこともできます。

Instagramを活用して、自社サービスのファンを作ろう

Instagramは画像を利用するものであるからこそ、視覚的に訴えかけ、自社の良いイメージを持ってもらうことができます。

そのアルゴリズムも、どうすればユーザーが最も快適にアプリを使えるかが、様々な機能と共に考え抜かれています。
今後、検索欄もより充実していき、まず手始めに何でもInstagramで調べるという時代がくることでしょう。

こんな強みがあるInstagramマーケティングですが、世界観を統一しながら日々撮影していくというコストが高く、すぐに諦めてしまう方が多いようです。
だからといって、外注してすべて任せるのもコストがかさんでしまいますよね。

そこで、業務委託のマーケター人材を採用してみてはいかがでしょうか。
プロのマーケターでSNSで成果を残したことのある経験者と、自社のアカウントを運用できれば、アカウントが伸びる可能性が上がります。
そして、できたアカウントは自社の見込み顧客のリストを持つ資産となります。
ぜひ、Instagramマーケティングに挑戦してみてください。