フリーランスとして活動する、ということにどのような印象をお持ちでしょうか。
真っ先に思い浮かぶのは、フリーランスだと生活が安定するのかわからないから不安、といったマイナスなことではないでしょうか。
しかしwebマーケティングのフリーランスだと、実は安定して仕事を獲得することができますし、メリットもたくさんあります。
今回は、webマーケターのフリーランスになることのメリットとデメリットについて考えていきます。
フリーランスになりたいがどの業界のフリーランスになるか迷っている方はその参考に、会社員のwebマーケターとして働いている方は、webマーケターのフリーランスになるかどうかの検討材料として、ぜひお読みください。
マーケターがフリーランスとして活動することのメリットとデメリット
会社員のマーケターとして働いている人が、フリーランスとして活動することのメリットとデメリットについて検討していきます。
フリーランスとして活動することのメリット
まずは、フリーランスになることのメリットを、会社員として働く時と比較して考えます。
①:仕事を自由に選べる
フリーランスは自分で仕事を取るため、自分がやりたい仕事を選びとったり、自分の興味がある分野の業界や人に関わったりすることができます。
マーケティングはどんな分野においても求められるスキルなので、自分が興味のある分野に関わることも可能です。
例えばスポーツが好きな方が、スポーツ選手のYouTubeやオンラインサロンを手伝うという形です。
好きなことを仕事にすることは難しいかもしれませんが、マーケティングを通じて好きなことに関する仕事をすることは可能です。
また、自分が得意なことや、やっていても苦ではない仕事内容の案件を選び取るということもできます。
分野や業務内容を自分で選べるとなると、仕事は我慢することではなく、楽しむものになってくるのではないでしょうか。
②:働く場所や時間が自由に選べる
フリーランスの一番のメリットとして、働く環境を選べるということは真っ先に思いつくでしょう。
リモートが主流の時代になったとはいえ、会社員の方の中には、働く時間や場所はまだ制限されている方が多いのではないかと思います。
フリーランスになると、自分が一番効率的に働けるような環境を選び取ることができます。
プライベートとのバランスや、自分の生活スタイル、価値観を守って働くことができるというメリットがあります。
③:収入が自分の努力量に比例する
仕事の内容を選ぶだけではなく、仕事の量も自分次第となります。
会社員だと、他の社員の2倍の効率で仕事をしても、2倍の量の仕事をこなしても給料が2倍になることは考えにくいですが、フリーランスだと売り上げが2倍になります。
自分の努力量がそのまま収入に直結するので、仕事に忙殺されることなく、ライフバランスを考えることができます。
プライベートを優先したいと思えば、収入は減ってしまいますが、自分の希望の配分に仕事量を減らすなどのコントロールをすることができるのです。
会社員として活動し続けることのメリット
フリーランスになることにはもちろん会社員と比べてデメリットもあります。
検討しておくべき、会社員であり続けることのメリットについて考えてみましょう。
①:安定している
会社員は、安定した収入が保証されているというメリットがあります。
フリーランスで、もし病気や怪我で自分が働けなくなったとしたら、収入が0になる可能性もあります。
しかし、会社員だったら、福利厚生がしっかりとしていて、生活が保証されていますよね。
また、フリーランスはもし仕事が取れなければ収入は0になってしまうという恐怖がずっとあります。
しかし、最近はフリーランス専門のプラットフォームも充実しているため、サイト経由で仕事を取ることも可能ではあるので、その心配は少なくて済みます。
②:自分の仕事に集中できる
フリーランスは自分で仕事をとったり、事務手続きをしたりと、全てを自分一人で行う必要があります。
一方で、会社は部署が分かれており、業務が分担されていますし、他の人に任せることもできる環境が整っています。
自分の仕事に集中してそれ以外のことをやりたくない、というような職人気質なタイプでしたら、フリーランスとして活動すると他にも考えないといけないことも多く、やりづらいかもしれません。
一方で、仕事の全体の工程に携わりたいという思いを持っている方にはフリーランスが向いています。
自身の希望とは別に、営業活動も行いクライアントと接点を持つことで、より良い提案ができるということも考えられます。
フリーランスの横のつながりを作り、自分のやりたくない業務は外注することで、自分の負担を一部軽減することは可能です。
③:信用が得られる
日本では特に、会社員はフリーランスと比べると、信用度が圧倒的に高いです。
社会的な信用は、会社員とフリーランスでは大きな差があります。
例えば個人でローンを組むときに、収入に関わらずフリーランスが信用されないということはよくあります。
仕事で関わるときにも、会社に所属している者として営業をするのと、フリーランスとして営業をするのでは、会社の一員として営業する方が何倍も営業が決まりやすいです。
フリーランスになってからは、肩書きや知名度がない以上、フリーランスとしての活動実績で仕事を取ることがメインとなります。
そのため、フリーランスになった直後は仕事を取る難易度がはるかに上がってつまづくという経験をする方もたくさんいます。
まずは知り合いやフリーランスのマッチングサイト経由で仕事を獲得し、着実に実績を積み上げていくのが正攻法となります。
マーケティングのフリーランスになるメリット
今までは、主に会社員とフリーランスの違いについてみてきました。
ここでは、フリーランスの働き方を志している人にとって、どうしてwebマーケターとなるのが良いのかについてみていきます。
①:引く手数多な業界
インターネットの普及に伴って、人々の消費活動は、オフラインの場からオンラインへと移りつつあります。
そのため、マーケティングの主戦場もオフラインからオンラインへと移り、webマーケター の必要性が高まっています。
しかし、マーケターは経験も必要な業界なため、ITを使いこなせ、マーケティングもできる人材はまだ多くはなく、教育するためのノウハウも揃っていません。
つまり、webマーケターは採用するのも教育するのも難しく、需要に対して供給が追いついていない状態になっています。
そのため、マーケターを欲しがっている企業は多いので、フリーランスとして活動しても仕事をもらえる機会が多く、独立しやすいというメリットがあります。
webマーケティングはこれからも市場規模が伸びていくことが見込まれます。
さらに、新たなマーケティング手段も次々と出てくるため、新規で参入することも難しくない分野です。
②:マーケティングのスキルは独立するのに必須
独立をして仕事をしていく際に、マーケティングの考え方は必要不可欠となります。
なぜなら、マーケティングの考え方は仕事の全工程に関わることだからです。
それに会社に所属しているという肩書がなくなってからは、自分の見せ方を自分で考える必要があります。
つまり、自分の売り出し方をマーケティングの知識や経験を使って考えていく必要があります。
そのため、マーケティングを専門とすることは、独立して経営していくために必要不可欠なスキルを身につけることでもあるのです。
③:独立するのにリスクが少ない
webマーケターはパソコン一台さえあれば、自分自身の知識と経験で仕事を行うことができます。
また、社員を雇わず一人きりで行うことも可能ですし、マーケティングの業務を切り分けて、他のフリーランスのマーケターと協力して行う方もいます。
そのため独立する場合に先出しをするものが少ないため、金銭的なリスクを負う必要がありません。
さらにマーケティングは「集客」という、ほとんどの人が悩みとして持っている課題に直結するメリットを提供することができます。
webマーケティングでは、広告費が少ない予算からでも始めることができるため、大きな額を動かしていない中小企業でも始めることができます。
webマーケティングでフリーランスになると、ターゲットとなる企業がたくさんいるので、努力量を増やせば、仕事を取ることは他のフリーランスと比べて難しくありません。
フリーランスとして活動する中で身につけたスキルを欲しがる企業も多いため、一度独立して軌道に乗らなかった時に再度就職するという選択肢を残すこともできます。
これらの理由から、他の業務で独立するよりも低リスクで独立することができます。
④:スキルが個人に属する
webマーケティングは知識と経験がものをいう世界です。
具体的には、どれだけ仮説を立てて検証するという作業に携わってきたかが、スキルのあるwebマーケターであるかどうかの判断基準だということです。
そして、その経験は個人のものになるというメリットがあります。
例えば大きな会社で営業成績がNo.1だったとしても、個人で独立すると全く営業での戦い方が変わって歯が立たないということはあります。
しかし、webマーケターとして仮説検証を繰り返した経験は、独立して他の会社の支援をすることになっても役立ちます。
会社に所属してwebマーケターと働いている時の経験と培われたスキルは個人のものとなり、会社にいながらフリーランスとして働く時のスキルを磨くことができるのです。
フリーランスのwebマーケターは魅力的
フリーランスのwebマーケターのメリットについて、会社員のマーケターと比較したとき、他の業界のフリーランスと比較したときのメリットについてみてきました。
フリーランスとして働くことは、自分の価値観を尊重する働き方には最適ですし、さらに引く手数多なマーケターとして働くのは優位に独立することができます。
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