企業からのフリーランスへの評価

今回は企業からのフリーランスへの評価について、弊社の営業チームが企業からお伺いした内容を基にまとめています。フリーランスの活用が実際に増えてきており、今後も市場としては伸び続けていくと考えられていますが企業からのフィードバックはどのようなものなのでしょうか。実態について共有していきたいと思います。

実は、企業のフリーランスに対する印象はあまりいいものではありません。過去にフリーランスと業務をして嫌な思いをした企業も意外に多いようです。

いくつかの例を記載すると、企業が期待していたよりもスキルが低かったり、経歴に偽りがあったりするケースがあります。また、基本的なビジネスマナーが欠けている(時間や期限を守らないなど)ことや、連絡が上手く取れない、レスポンスが悪い、中には連絡が途切れてフェードアウトしてしまう人もいたそうです。

スキル以前の基本的なビジネスマナーや業務に取り組む態度などに対する指摘が多いように感じました。

こうした問題は、フリーランスを活用する企業以外の周辺企業からも聞こえてきます。特にエンジニアのマッチングをしているSES業界の仲介エージェントからは、出来ればフリーランスを使いたくないという声が上がり始めています。

よくよく聞くと、悪い事例は全体の中の1割前後らしいのですが、その1割が全体のイメージに直結しているようです。怖いですね。

一方でフリーランスなどの外部人材を活用するニーズは確実に増えています。大学生など若い人たち話をする機会がありますが「フリーランスはかっこいい」という声をよく聞きます。自由に働き、自己責任でやっている姿が魅力的に映るのでしょう。

重要なのは「自己責任」です。フリーランスとしての評判はすべて自分達に返ってきます。

もちろん、大部分のフリーランスはしっかり仕事をし、企業から一定の評価を受けています。評判を作るのは簡単なことではありませんが、信頼を失うことは一瞬で出来てしまうのです。みんなでポジティブな評判を積み重ねていくことが大切です。

フリーランスとしての評判を良くするためのポイントをいくつか記載します。


1. 高いスキルを維持・向上させる

常に最新の技術や知識を学び続け、自分のスキルを磨きましょう。クライアントに対して高品質な成果物を提供することが信頼を築く鍵です。

2. 誠実なコミュニケーション

クライアントとのコミュニケーションは迅速かつ誠実に行いましょう。質問や問題が発生した場合は、すぐに対応し、進捗状況を定期的に報告することが大切です。

3. 時間と期限を守る

プロジェクトの締め切りを守ることは基本中の基本です。もし遅れが予想される場合は、早めにクライアントに連絡し、適切な対応策を提案しましょう。

4. 正確な経歴とスキルの提示

自分の経歴やスキルについて正確に伝えることが重要です。誇張や偽りは信頼を損なう原因となります。

5. プロフェッショナリズムの維持

ビジネスマナーを守り、プロフェッショナルな態度で仕事に取り組みましょう。礼儀正しさや丁寧な対応が評価を高めます。

6. フィードバックを活用する

クライアントからのフィードバックを積極的に受け入れ、改善点を見つけて次のプロジェクトに活かしましょう。成長意欲を示すことが信頼を得るポイントです。

7. ネットワーキング

業界内でのネットワーキングを大切にし、他のフリーランスやクライアントとの関係を築きましょう。良い評判は口コミで広がります。

8. ポートフォリオの充実

自分の実績を示すポートフォリオを充実させましょう。過去のプロジェクトや成功事例を具体的に示すことで、クライアントに安心感を与えます。


一つ一つは当たり前に見えますが、これらのポイントを意識して取り組むことで、フリーランスの評判を良くし、信頼を築くことができるはずです。

これからも皆さんが素晴らしい仕事を続け、フリーランスとしての価値を高めていくことに私たちも全力でサポートしていきますので、共に頑張りましょう。