『プロマーケター’s File』とは?
本noteでは、弊社でプロ人材としてご活躍いただいているマーケターの方々に、インターンとして働く大学生がインタビュアーとなり、学生ならではの視点でお話を伺っていきます!
第2回目は、未経験でデザイナーとして上京し、現在はフリーランスWebデザイナーとして活動するS・Kさんにお越しいただきました!
S・Kさんのキャリアはサクソフォン奏者として始まりました。
その後上京し、未経験からデザイナーの道へ。
2021年にはフリーランスとして独立し、現在も多様な案件に取り組んでいます。
そんなユニークなキャリアの背景には、どんな想いがあったのでしょうか。
interviewer
去年の夏からブレーンスタイルにインターンとして働く大学生。ブレーンスタイルnoteの編集も任されている
Interviwee
S・Kさん
大学卒業後はサクソフォン奏者として演奏活動を行う。自身や知人の演奏会でフライヤーやパンフレットを制作する中でデザインに興味を持ち、本格的にデザイナーとしての道を志して上京。以後、グラフィック・Web両面のデザイン業務に従事し、店頭販促物の制作やバナー、LP、Webサイトの構築・リニューアル、UI設計など多様な案件を手がける。実務を通じて、現在はフリーランスとして独立。Webデザインを中心に、ロゴやサムネイル、動画内テロップの制作など幅広い表現を手がけている。
目次
地元を離れ、東京へ。未経験からキャリアを切り拓く。
-デザイナーになろうと思った経緯を教えてほしいです
S・K:大学は音楽の専攻で、ずっとサクソフォンという楽器をしていました。大学卒業後もバイトをしながら音楽を続けていましたが、やっぱり音楽一本だと厳しいし、大変だなと考えていました。
じゃあなにをしようかと考えたときに、趣味程度ではあるんですが、演奏会のチラシとかパンフレットのデザインとかをやっていたので、音楽以外ならデザインかなと思ったのがきっかけです。
-上京というのは行動力ありますよね!
S・K:地元を出てみたかったというのは正直ありました(笑)。新しい環境に身を置いてみたかったし、自分を変えたいという気持ちもあったんです。
それに、東京の方が未経験からでもスタートしやすいという印象がありました。実際、ポートフォリオさえあれば、未経験でも受け入れてくれる会社がいくつかあって。OJTで教えてくれる環境もありました。それまで趣味としてしかデザインに触れてこなかった私でも、きちんと仕事として向き合える場があったのは本当にありがたかったです。
その後、企業でグラフィック・Webの両面を経験しながら、店頭販促物の制作やバナー、LP、Webサイトの構築・リニューアル、UI設計など、幅広い業務を担当させてもらいました。
その経験が、今のフリーランスとしての土台になっていると思います。
「クリエイティブなことが好き」
-学生時代からずっと音楽をやっていたんですか?
S・K:そうですね、専攻も音楽でしたし、サークルも音楽系に入っていて、とにかく音楽漬けの毎日でした。でも実は、音楽と美術系どっちに進むか本気で悩んだ時期があるんです。
最終的には音楽の道を選んだんですが、美術やデザインへの興味もずっと心のどこかにあって。その想いが、後から自然に浮かび上がってきたのかなと思います。
-芸術系であることは一貫性がありますよね
S・K:そうですね、昔からクリエイティブなことが好きなんだと思います。演奏も、絵を描くのも、デザインも、誰かに何かを伝えるための手段なんですよね。
表現の形が変わっただけで、自分の中の軸はあまり変わっていないのかもしれません。
フリーランスとして働く中で、家族との時間を大切に。
-今は完全にフリーランスとして活動してらっしゃるということで、1日のスケジュール感が知りたいです
S・K:はい、今は完全にフリーランスで仕事をしています。なので、働く時間も場所も自分で決められます。正直いつ仕事してもいいんですけど、自由だからこそ「自分なりのルール」を設けるようにしています。
基本的には朝決まった時間に仕事を始めるようにして、昼休憩を挟んで、夕方には一区切りつけるようにしています。もちろん、急ぎの案件や夜対応が必要なこともありますが、極力、リズムを崩さないように心がけています。
家族との時間を大切にしたくて。だからこそ、ちゃんと「終わりの時間を決める」ことを意識しています。
自由と責任のバランスをとるのが、フリーランスとして長く続けるためのコツかもしれませんね。
想像していなかったジャンル、想像していた働き方
-学生時代に想像していた今の自分とどれくらい変わっていますか
S・K:かなり変わっています(笑)。音楽の専攻にいたので、なんとなく音楽したいなというビジョンはありました。そこから考えると、デザイナーになるという道は全然想像していなかったと思います。
でも、働き方については、少しだけ今に繋がっていた部分もあると思っていて。
会社員になってOLとして働く、というイメージは、正直あまり自分の中になかったんですよね。というのも、私の家族や親戚は自営業やフリーランスの人が多かったので、「自分で仕事をつくる」「自分の裁量で働く」というスタイルが身近だったんです。
だから、結果的にフリーランスという選択肢に違和感はなかったし、むしろ自分らしい働き方だと感じています。
「受け身」から「発信」へ。次に目指すステージ
-最後に、今後やってみたいことやビジョンなどあれば教えてください
S・K:これまでは、いただいたお仕事を丁寧に形にしていく“受託型”のスタイルが中心でした。でも最近は、それだけではなく「自分から発信すること」にも挑戦したいなと考えるようになっていて。
たとえば、自分でプロダクトをつくって販売してみるとか、オリジナルのコンテンツを発信していく経験をしてみたいんです。
クライアントワークを続けながら、自分自身の発信活動もバランスよく取り入れていく。
そんなスタイルを、これから少しずつ形にしていけたらいいなと思っています。
編集後記
音楽からはじまり、デザインへ。環境を変え、働き方を選び、今はフリーランスとして独立。そんなS・Kさんのキャリアには、確かな意志と行動力、そして「表現すること」への一貫した情熱があります。これからもS・Kさんは、自分らしいスタイルで、表現者としての道を歩み続けていくのだと思います。
お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました!