「コンサル人気」の背景にある若手のキャリア志向
近年、新卒者や若手社員の間でコンサルティング業界やプロフェッショナル職への関心が高まっています。弊社社員の知り合いの新卒者の実に8割以上がコンサル業界に内定をもらっている、という話も聞きました。単に給料だけでなく、背景には、キャリア形成の早期化、スキル習得の重要性、柔軟な働き方への志向などが挙げられます。特に20代前半の若手は、入社前から転職や独立も視野に入れているケースが多く、「短期間でスキルを磨きたい」「成果を実感できる環境で働きたい」といった特徴が見られます。実際に近年の調査では、20代前半の若手の多くが入社から数年以内にキャリアを次のステップに進めたいと考えている傾向が示されており、早期に成長機会を得たいという意識が強いことがわかります。こういった思考に、コンサルティング業界は合っているのでしょう。
こうした若手の特性を理解し優秀な人材を確保するためには、採用ブランディングの強化が必要と言われますが、その重要性や社内制度・評価体制の整備を頭では理解しているものの、実際には以下のような課題に直面しているようです。
・採用広報や社内制度の見直しにかけるリソースが不足 ・評価制度やキャリアパスの改善を進めたくても、経営層や現場の調整が複雑 ・短期間で成果を求める若手に対応するための柔軟な働き方を提供できない
理想と現実のギャップを埋めるのは容易ではなく、採用担当者にとって大きな頭痛の種となっているようです。
若手のニーズに応えるには、いろいろな意味で柔軟性が不可欠です。リモートワークやフレックス勤務、複数プロジェクトへの参画など、多様な働き方を用意することで、優秀な人材の確保や定着につながります。
もうひとつ注目されているのが、業務委託による外部人材の活用です。専門性の高いプロフェッショナルをプロジェクト単位で加えることで、短期間で成果を出すことができます。さらに、複数プロジェクトに関わることができる外部人材は、社内人材だけでは賄いきれない専門領域の課題も補完できます。
すべてを社内で賄うよりも、業務委託などの手法を上手に活用することで、柔軟性と専門性を両立させ最適なチームを形成し成功するケースが増えています。特にデジタルやマーケティング領域では、即戦力の採用が難しいため短期間でプロジェクトの成果を出すために、即戦力としてのプロ人材の導入が効果的なようです。
弊社では、デジタル領域やマーケティング領域のプロフェッショナル、専門家人材を豊富にプールしており、企業の課題に応じて最適な人材をご提案できます。必要なタイミングでプロジェクトに参画させることで、柔軟性と専門性の両立を実現し、組織の力を強化する一助となるでしょう。