業務委託案件の料金はどう決まるの

業務委託案件の料金はどう決まるの

今回は業務委託案件の料金設定について、弊社での事例などからまとめた内容を紹介します。案件の料金がどのように決まるのか、相場はあるのか、そしてどのように希望額を設定すれば良いのかについて解説します。

フリーランスなどの業務委託案件の料金は、大きく分けて以下の2つの方法で決まります。


1. 企業側からの提示

企業が自社の同ポジションの社員給与や予算を基に、具体的な金額を提示する場合です。この場合、企業の提示額に対して交渉することは可能です。

2. 働き手からの希望

フリーランスなどの働き手側が自分の希望する金額を企業に伝える場合です。この場合、案件の内容から自分のスキルや経験、過去の報酬実績を基に希望額を設定している方が多いです。

 

弊社の場合は基本的に2での案内が多く、1の割合は少ないです。業務委託の活用について、はっきりした料金感、「相場」を持っている企業はまだまだ少ないというのが印象です。多くの企業は同様の業務を行う社員の給与を基準にして業務委託者の料金を判断しているようです。しかし、社員とフリーランスなどの業務委託者では税金、保険、福利厚生などの前提条件が異なるため、単純に比較することは難しいところがあるようです。

 

当然、募集職種や業務内容によっても料金は異なります。例えば、マーケティング戦略の立案と実行を担当する場合と、デザインやライティングなどのクリエイティブ業務を担当する場合では、求められるスキルや経験が異なるため、結果料金にも差が出るようです。


弊社では、フリーランスの皆さんの希望額を企業に伝えることを基本としています。希望額は、自分がこれぐらい欲しいと考える金額を基に設定しているようです。具体的には、会社員時代の給与や、自分のスキルを客観的に評価しこれまでの業務での報酬実績などを参考にしているようです。

業務委託の場合、企業から見た場合に社員とは違い育成や成長の観点がありません。金額面でも即戦力として成果を出してくれるなら、という観点で料金を判断しているようです。

 

このような結果からなんとなくの相場が生まれているのですが、フリーランスの皆さんの中には、「お金は譲れない」という方もいれば、「経験を積むことを重視しているので、報酬にはあまりこだわらない」という方もいます。割合としては、ほぼ半々です。


フリーランスとして働く上で、料金設定は非常に重要な要素です。自分の価値を正確に評価し、適切な料金を設定することで、満足のいく仕事ができるようになります。時には報酬の大小よりも、どのような企業でどのような経験をし、どのような結果を残すかという点も非常に重要であると考えております。弊社では、皆さんが最適な案件を見つけられるよう、全力でサポートいたします。