「初任給30万円」時代の人材マネジメント術とは

  • 2025年6月18日
  • 2025年6月18日
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「初任給30万円」時代の人材マネジメント術とは

日本では新卒一括採用が一般的ですが、これは世界的に見ると珍しい慣習とされています。売り手市場の現在、企業の採用競争は熾烈を極め、優秀な人材の確保に頭を悩ませる人事の担当者も少なくありません。

一方で、「せっかく獲得した優秀な人材が、3年以内に3割も離職してしまう」というデータもあります。特にデジタル領域の人材は希少価値が高く、流動性も強いため、転職市場では引く手あまた。その結果、希望年収も高騰し、企業が長期的に人材を定着させることは難しくなっているようです。

弊社のプール人材を見ると、実際に3〜5年ごとに転職を行い、複数社を経験した後に独立するケースが目立ちます。企業は高額の給与で優秀な人材を確保しても、短期間で退職されてしまうのは本意ではないでしょう。しかし、時代は変わりつつあります。もはや「企業=キャリア」ではなく、個々のプロフェッショナルが自身のスキルと価値を基に柔軟な働き方を選ぶ時代です。

この変化に対し、企業側も従来の総合職モデルを見直し、キャリアの主導権を社員に委ねる仕組みを考える必要があるかもしれません。アルムナイ(退職者ネットワーク)の活用なども一例です。社員が退職後も企業と関係を保ちつつ、協力関係を築く方法が求められています。

弊社は「採用」ではなく、「業務委託による外部即戦力人材の活用」を提案しています。海外では専門スキルを持つプロフェッショナルを業務委託で活用するのが一般的です。特に変化が早く、育成が難しいデジタル領域では、この戦略が効果的です。

これからの事業成長において、デジタル領域の人材は欠かせません。企業が優秀な人材を長期的に確保するためには、雇用の在り方を柔軟に見直し、彼らの価値を最大限に活用できる環境を整えることが重要です。

活用事例のイメージが湧かない方やもっと具体的な内容を知りたい方はぜひお時間ある際に下記のリンクより成功事例をご参照下さい。